父④
家族として愛していないのか、とかそういうことではない
父に感謝することはたくさんあるのだ
通うのが億劫であろう中、大黒柱として働き続けているのだし
幼少期は父と遊ぶのが楽しかった
その頃父の部屋はまだ、8畳の部屋で、
平日は朝、自分の登園と父の出勤の時間が重なるとバイクの後ろにバス停まで乗っけてもらい、父の帰宅が遅かったため交換日記をした
土日の朝は父が布団にいるのを確認すると、今日はあそべる?と父の寝る布団の中にもぐったし
父と風呂に入る時だけは風呂の中で音楽を聴ける特別感がたまらなかった
シルバニアのお洋服の紐を結ぶのも、折り紙の折り方を聞くのも、全部父に頼った
小さい時から英語で曜日を教わっていたのは、中学校で大いに役に立ち感謝した
だからこそ当時夫婦喧嘩を聞いている時は、内心父の肩を持った
その頃の父はちゃんとしていたように見えたし、尊敬していた
実際ちゃんとしていたのか、幼くて見えていなかったのかわからない
なんでも出来る、尊敬する存在だった人が、わたしの中で、いつのまにか、少し変わった非常識な人になってしまった
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